犬用歯磨き粉おすすめ10選！食べても安全なの？疑問にお答えします！

 

こんにちはペットフードのネイチャーライフ編集部です。今回は近年その重要性が認識され始めた犬の口腔ケアについて犬用の歯磨き粉をご紹介します。 一言で歯磨き粉と言っても様々なタイプが市販されており、愛犬がどのくらい口の中を触らせてくれるかによって適したものを選ぶようにします。

 

今回は編集部おすすめ商品を10点ご紹介します。また歯磨き粉を食べてしまっても大丈夫なのか、歯磨き粉の安全性など飼い主さんの疑問にもお答えする内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

歯垢は3〜5日で歯石に変わり、やがて歯周病へ

国際的愛犬団体であるジャパンケネルクラブ（JKC）が2018年に実施したアンケート調査によると15歳以上の長寿犬の飼い主の45%が歯のお手入れをしており、そのうちの62%が「3日に1度歯磨きを実施している」と回答しました。 犬の場合、歯垢が沈着すると唾液中に含まれるカルシウムなどにより石灰化し、歯垢は「歯石」になります。歯垢から歯石になるまでは3〜5日かかり、一度歯石ができると、歯石の周りに歯垢がたまり歯石はだんだん大きくなっていき、やがて「歯周病」になります。さらに歯周病をそのまま放置すると歯周病菌が血液に乗って心臓や腎臓などに到達し、心不全や腎不全などの病気を引き起こすことがあります。

 

つまり、最低でも3日に1度歯磨きをすることで歯垢が歯石になるのを防ぎ、歯周病やその他疾患のリスクを下げることができるのです。長く愛犬と一緒に生活するために愛犬の口腔ケアを習慣化するよう努めましょう。

歯磨き習熟度によって商品を選択

犬用歯磨き粉と言っても実は様々なタイプが市販されています。ここでは大きく３タイプに分けてご紹介します。

 

 

 

歯磨きトレーニングを始めたばかりならジェル・液体タイプの歯磨き粉を利用するとよいでしょう。ペーストタイプと比べるとジェルや液体は口の中での違和感が少ないので比較的スムーズに歯磨きを続けることができます。歯ブラシを使う場合は慣れるまで自由に歯ブラシに触れさせ、歯ブラシが怖い物ではないことを覚えてもらいます。歯磨きトレーニングはごく短時間にとどめ、あせらずゆっくりと行っていきましょう。また歯ブラシをどうしても嫌がる場合は歯磨きシートを人差し指に巻きつけブラッシングしたり、指サックを利用しても良いでしょう。

 

歯磨きに慣れてきて口の中を触られるのを嫌がらなくなったらペーストタイプの歯磨き粉に移行を考えても良いでしょう。ペーストタイプは種類も多く、歯垢を落とす能力が比較的に高いので歯石や歯周病の発生リスクを減らせます。

 

歯磨きをどうしても嫌がり、犬にとっても飼い主さんにとってもストレスになっているなら無理をせず、ふりかけ（パウダー）タイプを利用してみましょう。普段のフードにふりかけるだけで口内の環境を正常に維持する効果が期待できるので使ってみるのも良いでしょう。また液体タイプの中には飲み水に混ぜて与え、口内環境を整える商品がありますので、ふりかけタイプや歯磨きガムなどと併用するのもおすすめです。長生きに口腔ケアは重要ですが、愛犬にとっても飼い主さんにとってもストレスにならないような方法を選んでいくと良いでしょう。

おすすめ歯磨き粉10選

ここでは編集部おすすめの歯磨き粉を紹介します。近年、犬の口腔ケアが注目され、様々な歯磨き粉が市販されていますが、本来不必要な美容成分の配合や過度な自然素材訴求、人工保存料不使用などをうたう商品が目立ちます。歯磨きで重要なことは歯垢を落とすこと、特に歯と歯茎の境目にある歯周ポケットに歯垢が残らないようにすることで歯石や歯周病を予防することです。確かに犬は歯磨き粉を食べてしまい、その成分に不安を覚えることがあるかもしれません。例えば歯についた歯垢を清掃する目的で含まれている成分、リン酸水素カルシウムや含水二酸化ケイ素などは字面からするともっとナチュラルなイメージの成分だけを使った歯磨き粉の方が良いように思うかもしれません、ですが歯垢を除去するという歯磨き本来の目的では必要な成分なのです。また食べてしまう量もごくわずかで悪影響はありませんし、日本で市販されているものは安全であると考えて問題はありません。

 

ここでご紹介する歯磨き粉は歯磨き本来の目的を達成できるような成分を含むものを厳選し、不必要な美容成分、品質を保持するために必要な人工保存料さえも添加しないような本末転倒な商品は避けてご紹介します。

 

また、愛犬が歯磨きに慣れるまで時間をかけてトレーニングする必要があります。少しでも歯磨きしやすくするために歯磨き粉にフレーバーを添加した商品があり、蜂蜜やバニラなどの甘味やチキンフレーバーなどがあります。特にチキンフレーバーを好む子が多く、商品点数としても多いです。飼い主さんからすると歯磨き後に愛犬の口からチキンの香りがするのはあまり嬉しくないかもしれませんが、香りは強くありません。無臭の歯磨き粉を嫌がるようであればフレーバータイプを試してみるのも良いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

今回は犬の歯磨き粉をご紹介しました。犬用歯磨き粉には大きく３タイプの商品があり、１つ目はしっかり磨けて歯垢を落とす能力が高いペーストタイプ商品、２つ目は歯磨きが苦手な子やまだあまり慣れていない子におすすめのジェル・液体タイプ商品、３つ目は飼い主さんにとって手軽で愛犬にも歯磨きによるストレスを与えないフードにふりかけて与えるふりかけ（パウダー）タイプ商品の３タイプです。

 

選び方をまとめますと、ブラッシングをすることができる愛犬にはペーストタイプを、歯磨きデビューの子や口の中を短時間触らせてくれる子はジェルタイプ、口内を全く触らせてくれない子はふりかけタイプと飲み水に混ぜる液体タイプや歯磨きガムとの併用がおすすめです。

 

長く愛犬と一緒に生活するために愛犬の口腔ケアを習慣化することは大切です。歯垢が歯石になるのを防ぐことで歯周病やその他疾患のリスクを下げることができます。

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